Pyramixユーザーがクラシック音楽カテゴリーで多数のグラミー賞を受賞

最優秀オーケストラ演奏賞と最優秀クラシック賞は、グラミー賞で最も注目される賞の一つです。第55回グラミー賞授与式は2月10日に行われましたが、今年は2つともPyramixでレコーディングされ、マスタリングされた作品が受賞いたしました。

そのうちの1つは、サンフランシスコ・シンフォニー・オーケストラとワルシャワで行われたものです。Jack Vad氏はマイケル・ティルソン・トーマス(Michael Tilson Thomas)とサンフランシスコ・シンフォニー・オーケストラがDaviesシンフォニー・ホールで行った録音に慣れていましたが、今回の録音は通常よりも良くできていると感じていました。メインは、ハイブリッドSACDとなった作曲家ジョン・アダムスの“Harmonielehre”です。この曲は複雑で挑戦的なオーケストレーションで、マイクの配置の工夫が必要でした。録音は通常通りライブで行われ、放送用とブルーレイ用に録画も行われました。最初の曲となった“Short Ride in a Fast Machine”は数カ月後に行われる演奏会とともにリリースされる予定でした。

Pyramixをレコーダーとして選択した理由をJack Vad氏は次の様に語りました。 「私達はすでに長い間Pyramixを使用しています。もともとビデオにロックするトラック数の多い機器を必要としていました。また信頼性があり、安定して動作し、音質の良いものを要求していました。その時に実際に試聴して、Pyramixは他のシステムよりもはるかに良い音質を提供してくれました。現在においても、改良されたと言われる他のシステムを使用すると、日常の仕事にすら不都合が出てきます。Pyramixは今でも音質とワークフローの両方において唯一の機器であると言えます。」

ポーランドでは作曲家クシシュトフ・ペンデレツキの作品は高く評価されています。また、指揮者のアントニ・ヴィトはグラミー賞の受賞経験者でもあります。ワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラがNaxosレーベルのために行った6曲のレコーディングは、3年もの期間に渡って、それぞれソロイストを招いて行われました。CD Accord社のAndrzej Sasin氏とAleksandra Nagoróko氏は、このレコーディングが1つの演奏会で行われたかの様な音作りにチャレンジしました。しかしホルン協奏曲やフルートとオーケストラの曲、弦楽とパーカッションとハープシコードの曲、エレキギターの曲、ベースギターの曲、ハープ、ダブル・ベースとオーケストラの曲が含まれているため難しいチャレンジでした。

これら2枚の作品の他にもSoundmirror社がクラシック部門のベスト・エンジニア部門を含め4つのグラミー賞を獲得しました。さらに、最優秀プロデューサー部門にも、Pyramixを使用した3つのレコーディングがノミネートされました。



Andrzej Sasin & Ola Nagorko




指揮者: Antoni Wit CJ Multarzynski




 
Pyramixのセッション画面


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