HorusとProToolsを使用するFutura Productionsのユーザー・レビュー

著名なFuruta Productions Recording Studioは、ボストン近郊のロズリンデールにあり、非常に多くの幅広いセッションが行われています。 過去にフリーメーソンのホールとして使用されていたという壮観な外観のスタジオは、クラシックからポップス,ロック,ジャズ,フォーク,ワールドミュージック,映画音楽,ビデオゲーム用の音楽,オスマン帝国時代の音楽録音にまで使用されています。


プロデューサー・エンジニアのJohn Weston氏は、2003年にこのホールに会社を移転し、多くのPro Toolsとその他のスタジオ機器を設置しました。その後、年間平均300-400のレコーディング・セッションを行っています。 38' x 60' x 22' のメイン・レコーディング・ルーム,ISOルーム,バリアブル・アコースティック,スタインウェイ9’コンサート・ピアノ,ビデオ機器とサラウンド・ミキシングが可能な広いコントロール・ルームなど、様々なプロジェクトに対応が可能なスタジオとなっています。

 

同氏は2014年の初頭にPro Tools HDからPro Tools HDXシステムへアップデートし、同時にMerging社のHORUSを導入しました。

 

John Weston氏とHORUSの出会いは、ボストン在住のグラミー賞受経験者Jesse Lewis氏が2013年にヨーヨーマの「シルクロード・アンサンブル」のプロジェクトでPyramixとHORUSを持ち込んだ時でした。

John Weston氏は、セッションを開始する前にバックアップ用のレコーダーとして使用するPro ToolsがHORUSとMADIで簡単に接続できることを知ったのです。エンジニアと演奏家は、レコーディングが開始されると直ぐに「ベールが剥がされた様な」その音の違いに気づきました。こうしてHORUSとAD8DP,DA8PはJohn Weston氏のショッピング・リストに加わりました。 John Weston氏: 「初めてそのプリアンプとコンバーターの音を聞いた時、HORUSを新しいシステムの核にすべきだと分かりました。」

その後、HORUS用のCoreAudioドライバーのリリースと同時に、32in/16out仕様のHORUSが導入されました。

John Weston氏: 「これでHORUSをメイン・システムに使用するというだけでなく、ProToolsを走らせるMacBook ProとCAT6ケーブルだけで完璧なリモート・レコーディングができる。」

HORUSを使用したFuturaでの最初のプロジェクトは、ストリングスとブラスのセッションで、「キカイダー・リブート」という日本の特撮映画の音楽でした。

John Weston氏: 「自分を含めて作曲者、指揮者、映画監督まで全員が、HORUSの美しくて明瞭な音を一瞬で気に入りました。」 それ以来、HORUSはFuturaで行われるほとんど全てのプロジェクトに使用されています。

 
 

John Weston氏: 「ジャズの録音でのパーカッションとピアノに使用した時は本当に驚かされました。それから、ヴォイスとトルコ民族楽器のハープとCura(ロングネック・リュート)を使ったオスマン帝国時代のSufiミュージックのレコーディングにも使用しました。この種のオスマン・クラシックにはくつろいだ雰囲気が必要なのですが、HORUSを使用した時の演奏家はその音の美しさに唖然としていました。サンプリング周波数が44.1kHzであろうが96kHzであろうが192kHzであろうが、HORUSの音は本当に素晴らしいと思います。」

HORUSを6ヶ月間使用したJohn Weston氏は次のように結んでくれました。

「HORUSは見た瞬間にクオリティの良さとDAWとのインテグレーションのしやすさで気に入りました。 ルーティング、コントロール、そしてオンボードI/Oの全てが、自宅でもスタジオでもオンロードでも同じ様に使える素晴らしいパッケージだと思います。 妙に聞こえるかもしれませんが、私のPro Toolsの完璧なパートナーです。とにかく、これまで使った中で最高のフロントエンドです。だから、これからのプロジェクトで使っていきたいと思っています。」

 



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