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Pyramix − ファイナル・チェック・メーター (ソフトウェア・オプション)

“ファイナル・チェック・メーター”は、テレビ番組やCMなど、放送プログラムの音声信号レベルを管理するために必要なツールを搭載したPyramixの新しいソフトウェア・オプションです。 ラウドネス・メーター(EBU R-128,ATSC A/85,ARIB TR-B32)を含め、標準化されたほとんど全てのメータリングを表示できます。

メイン画面は、ステレオ・パネルとサラウンド・パネルに分かれており、モニターしたいMixバスを選択してレベルの管理を行うことができます。使用しない パネルは、表示/非表示を切り替えることが可能です。

このオプションをMykerinos版のPyramixシステムで使用するには、MassCoreオプションが必要となります。また、Pyramixネイティブにも対応しています。





ミックスレベルのモニター管理

メイン画面では、5.1サラウンドとステレオを同時に監視できます。また、5.1からステレオへのダウンミックスのレベルも表示することが可能です。

ラウドネス・メーター

ラウドネス・メーターは、EBU-R128に準拠しており、INTとLRAをフルサポートしています。同時に最大で3つのメーターが表示でき、ラウドネス値を異なるインターバルで監視できます。Finalチェックは一目でミックスが放送規格内であるかが判るように、LIaR(Lou dness Integrated and Range)も装備しており、最大Trueピーク値,インテグレーテッド・ラウドネス,LRAなどを表示することができます。プリセットにはATSC A/85コンパチビリティも用意されています。

Trueピーク・メーター

Trueピーク・メーター(インターサンプル・ピーク・メーター)は、D/Aコンバージョン後にアナログ・オーバーフローを超す可能性があるスポットを0dBFsを超えて正確に監視するものです。これまでのデジタル・ピーク・メーターは、単に入力がデジタル・フルスケールに近くなるとチェックするものでした。

FinalチェックのTrueピーク・メーターは、オーバーサンプリングの状態で動作します。それにより、振幅が0dBFsを超えるようなサンプル単位で起こるピークも検知できます。このメーターはEBU R 128に準拠しています。

位相メーター / オシロスコープ

ステレオをモニターしている場合、Finalチェックはオシロスコープの位相メーターを表示できます。これには、サンプルもしくはRMSの微分でプロットする2つの表示モードがあります。両方ともサウンドソースの位置を直感的に見ることができます。

サラウンドをモニターしている場合、Finalチェックはサラウンド・モニターを表示できます。360度のサラウンド・ミックスを表示するだけでなく、色により位相関係を表示します。さらに正確に位相を測る必要がある場合、Finalチェックはミックスのどのペア間でも表示することができます。

PPM / VUメーター

Finalチェックは、デジタル版のPPMとVUメーターも装備しています。また、各パラメーターのプリセットをロードしたり、個々のパラメーターをマニュアルで設定することも可能です。

測定データの統計表示 / レポート書き出し

ミックスの全体を見る必要がある場合、全てのデータを時間軸でプロットすることができます。ミックスがどのレベルで最も行われているかを見るために、ラウドネス値の統計を表示することもできます。さらに、Finalチェックの全てのデータは、簡単にExcelやOpenOffice Calcなどのスプレッドシートにコピーできます。


カスタマイズ / プリセット設定

FinalチェックのSetupページは、必要なメーターだけを監視できるように設定が行えます。また、設定したものはプリセットとして保存できます。ボタンや複雑な操作を行わなくても、プリセットを切り替えるだけで必要なメータリングを正確に行えます。


 

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