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FAQ / AVAA General


低音対策とルームモードに関する疑問にお答えします。
 

AVAAは部屋に何台設置すれば良いですか?
室内の音響的な対称性を保つため、最低2台の設置を推奨しています。
必要な台数は、部屋の広さよりも、音響対策が必要な箇所の数によって決まります。
実際には、まずリスニングポジションに対して最も効果的な位置に2台を設置します。この2台が最も大きな効果を発揮します。
さらに別の位置に追加設置することで、室内モードをより効果的に低減できます。
 

AVAA C20 と AVAA C214 の違いは何ですか?
AVAA C214とAVAA C20は、性能面では非常によく似ています。
主な違いはデザインとサイズにあり、AVAA C214のほうが室内に設置しやすい設計となっています。
さらに、AVAA C214はスマートフォンアプリから個別に操作でき、電源のオン・オフやゲインの調整が可能です。
設置環境(設置場所の音響条件)によって動作が不安定になる場合は、どちらのモデルもゲインを下げることで安定性を改善できます。
また、AVAA C214ではゲインを上げることもでき、より高い効率で動作させることが可能です。
 

AVAA C214は水平に使用できますか?
はい。AVAA C20、AVAA C214ともに、向きを問わず設置できます。
C214用のオプション脚部を使用すると、床に横向きに設置できるほか、壁面や天井への取り付けにも対応できます。
 

AVAA C214のファームウェアはアップデートできますか?
はい。新しいファームウェアが利用可能になると、アプリにアップデートの通知が表示されます。
通知に従ってファームウェアをダウンロードし、ワイヤレスネットワーク経由でインストールできます。
 

最適なゲイン/感度設定は?
AVAAに不安定な動作や発振(リンギング)が見られる場合
AVAAは、低域のルームモードを吸収するために設計されています。
本体にはスピーカーやマイクなどが組み込まれており、周囲の音響環境の影響を受けやすい構造になっています。特に、約1.5 m以内の近接した環境では、フィードバックが発生することがあります。 フィードバックは音として確認でき、わずかなリンギングから、保護機能によって本体の動作が停止するほどの不安定な状態まで、その程度はさまざまです。

AVAAの感度設定
一般に、低域の吸音効果を最大限に引き出すには、次の点が重要です。
- リスニングポジションで最も効果が得られる設置場所を見つける。
- 周囲の環境との間でフィードバックが発生しない範囲で、ゲインをできるだけ高く設定する。

ゲインを下げる前に、AVAAと周囲の音響環境との相互作用を調整してみることをおすすめします。
- AVAAの設置位置や向きを少しずつ変える。
- 可能であれば、AVAAと近くの反射面との間に、多孔質吸音材を設置する。
- 必要に応じて、リンギングが収まるまで感度/ゲインを少しずつ下げる。

AVAAの最適な設置場所は?
AVAAは音圧に基づいて動作する吸音装置であるため、音圧が最も高くなる場所に設置すると、最も高い効果が得られます。 室内の音響特性を正確にシミュレーションすることは非常に難しいため、最適な設置場所を見つけるには、次の指針が役立ちます。

● 部屋のコーナー(隅)

一般的に、コーナーは最も効果が得られやすい設置場所です。部屋の長さ方向・幅方向・高さ方向に生じるルームモードの音圧が重なりやすいためです。

● 最も剛性の高い壁の近く

一般的に、コーナーは最も効果が得られやすい設置場所です。部屋の長さ方向・幅方向・高さ方向に生じるルームモードの音圧が重なりやすいためです。

● 音源に最も近い場所

すべてのコーナーの条件が同じ場合、一般的に音源に近いコーナーのほうが高い効果が得られることが確認されています。例えば、スピーカーの背後などが該当します。


もちろん、実際のリスニングポジションで最も高い効果を得るには、AVAAの設置場所を変えながら、何度か試してみるのが確実です。
詳しくは、取扱説明書をご参照ください。

AVAAとパッシブ型ベーストラップの違いは何ですか?
パッシブ型ベーストラップは、グラスウールやミネラルウール,フォーム材,膜型吸音材などの物理的な素材を利用して、低域の音響エネルギーを吸収します。

一方、AVAA(Active Velocity Acoustic Absorber)は、マイク,電子回路,スピーカーを用いて、低域の音響エネルギーをアクティブに吸収します。 大量の吸音材に頼る代わりに、AVAAは音響インピーダンスの低い境界を形成し、低域の音響エネルギーを室内から吸収します



● どちらがより高い効果を発揮するのでしょうか?

効果は、対象となる周波数帯域と、設置に利用できるスペースによって異なります。

パッシブ型ベーストラップ
メリット
- 電源が不要
- メンテナンスフリー
- 広い周波数帯域の音を吸収できる
- 適切に設計すれば、中高域でも効果を発揮する

デメリット
- 低い周波数の音を吸収するには、大きな体積が必要
- 約80 Hz以下の低域には、非常に大型の吸音トラップが必要
- 小さな部屋では設置が難しい場合が多い 30〜50 Hzで効果を発揮するパッシブ型トラップは、非常に厚い構造にするか、部屋のコーナーに大きな設置スペースを確保する必要がある場合があります。

AVAA
メリット
- 非常に低い周波数帯域でも高い吸音効果を発揮
- 設置に必要なスペースが比較的小さい
- 大規模な室内改修を行わずに設置できる
- 既存のスタジオやリビングルーム、賃貸物件などで特に有効

デメリット
- 電源が必要
- すべての音響対策を代替するものではない
- 総合的な音響設計の一環として使用することで、最も効果を発揮する


● AVAAはパッシブ型ベーストラップの代わりになりますか?

完全に置き換えられるわけではありません。

AVAAは主に、低域のルームモードを抑制することを目的としています。一方、パッシブ型の音響処理は中高域でも効果を発揮し、初期反射音や残響の制御にも役立ちます。

多くのプロフェッショナルな音響空間では、以下を組み合わせることで、最も優れた音響効果が得られます。
- 広帯域吸音材
- 拡散体
- ベーストラップ(低域吸音材)
- AVAA

それぞれが異なる音響上の課題に対応します。



● AVAAはなぜベーストラップよりもずっと小さいのですか?

パッシブ型ベーストラップの吸音効果は、素材の体積に大きく左右されます。

パッシブ方式で非常に低い周波数の音を吸収するには、低域の波長が非常に長いため、大量の吸音材が必要になります。

例えば、
- 50 Hz の波長:約6.9 m
- 30 Hz の波長:約11.4 m

AVAAはアクティブ電子回路を利用することで、従来であればはるかに大きな物理的構造が必要となる吸音動作を実現します。

そのためAVAAは、通常なら非常に大型のパッシブ型吸音構造が必要となる低い周波数帯域にも作用することができます。



● どの音響対策を選ぶべきですか?


パッシブ型ベーストラップが適している場合


- 部屋を一から設計・施工する場合
-
設置スペースを確保できる場合
- 電源を必要としないパッシブ方式を希望する場合
-
すでに大規模な音響処理を導入している場合


AVAAが適している場合


- 設置スペースが限られている場合
-
部屋がすでに完成している場合
- 大がかりな工事をせずに低域の制御性能を高めたい場合
-
およそ150 Hz以下のルームモードによる響きを抑えたい場合


両方の併用が適している場合


- モニタリング精度を最大限に高めたい場合
-
プロフェッショナルなミキシング,マスタリング,イマーシブオーディオ向けの空間を構築する場合


高い音響性能が求められる多くの空間では、AVAAは従来の音響処理の代替ではなく、パッシブ方式だけでは経済的・実用的に対処しにくい低域の問題を補うための追加ソリューションとして位置づけられています。
 

AVAAにはどのような効果が期待できますか?
AVAAをルームモードによる音圧が高い位置に設置すると、一般的に、ルームモードの残響時間(RT60)を30〜50%短縮できます。
その結果、低域の余分な響きが抑えられ、中高域もマスキングの影響が軽減されて、より明瞭に聴こえるようになります。
また、音像の定位も改善されます。
 

ルームモードとは?
ルームモードとは、密閉された空間で自然に発生する音の共鳴現象です。
壁や床、天井で反射した音が、部屋の寸法に応じた特定の周波数で重なり合い、定在波を形成します。

その結果、室内には音圧の高い場所と低い場所が一定のパターンで生じます。同じ低音でも、壁際では過剰に響く一方、別の場所ではほとんど聞こえなくなることがあります。また、吸音が不十分な場合は、音源が止まった後も音響エネルギーが室内に残り、低域の響きが続きます。

そのため、頭の位置やリスニングポジションを少し変えるだけで、低音の聞こえ方が大きく変わることがあります。また、高性能なオーディオシステムであっても、低音が過剰に響いたり、音のバランスが崩れたり、明瞭さが損なわれたりする原因になります。

ルームモードには、低音の強弱にムラが生じることと、音がいつまでも響き続けることという、2つの影響があります。
 

AVAAはヘルムホルツ共鳴器ですか? それとも膜式ベーストラップですか?
いいえ。ヘルムホルツ共鳴器や膜式吸音器は、特定の周波数に共鳴するように設計されたパッシブ型の吸音システムです。その吸音性能は、共鳴周波数の調整や減衰特性に左右されます。

一方、AVAAはアクティブ制御によって低域の音響エネルギーを吸収します。個々のルームモードに合わせて調整する必要がなく、一定の周波数帯域にわたって効果を発揮します。
 

AVAAは位相キャンセルやルームEQを使用していますか?
AVAAは、スピーカーのイコライザーや、リスニングポジションでのノイズキャンセリングシステムではなく、音響エネルギーを吸収する装置です。内部の制御ループによって、AVAA本体の周囲の音響状態を変化させます。

音楽信号を入力する必要はなく、スピーカーやその他のオーディオ機器から独立して動作します。
 

AVAA C214にキャリブレーションやアプリ、測定用マイクは必要ですか?
室内音響のキャリブレーションや測定用マイクは必要ありません。適切な設置場所(音圧の高い位置)に本体を設置し、電源を入れるだけで使用できます。

アプリを使用すると、任意で本体の操作や感度の調整が可能です。設置位置や効果を確認するために音響測定を行うことは有効ですが、AVAAを使用するために測定用マイクを用意したり、キャリブレーションを行ったりする必要はありません。
 

AVAAはどこに設置すればよく、何台必要ですか?
まずは、音圧が高くなりやすい場所、特に剛性の高い壁に囲まれたコーナーへの設置をおすすめします。
設置位置や感度の調整については、取扱説明書のガイドラインに従ってください。
必要な台数は、部屋の音響特性、リスニングレベル、求める改善効果によって異なります。

AVAAは動作周波数帯域内の複数のルームモードに作用するため、ルームモードごとに1台ずつ設置する必要はありません。
 

AVAAは部屋全体の低音を改善しますか?
ルームモードによる音響エネルギーを吸収することで、特定のリスニングポジションだけでなく、ほかの場所でも低域の響きを抑える効果が期待できます。 ただし、効果は周波数や設置位置によって異なり、部屋のどの位置でも同じ音響特性が得られるわけではありません。

スタジオやホームシアターに設置する場合は、複数のリスニングポジションで効果を確認することをおすすめします。
 

AVAAは部屋を防音できますか?
いいえ。AVAAは室内の低域を吸収するための装置であり、防音を目的としたものではありません。
部屋と部屋の間の音漏れを防ぐには、建物の構造や音の伝わり方を考慮した防音対策が必要です。

AVAAは、防音設計の代わりにはなりません。



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